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スロットルポジションセンサー交換


アイドリング異常が再発したのもあるのだが、勢いよく踏み込んだ際に上でバリバリいっちゃうのと、3000回転手前でアクセルをキープしようとする際のガクガク解消のため、整備書がないままスロットルポジションセンサーを交換した。
1JZGTのスロットルポジションセンサーの端子はラベル面からみて左からE2-IDL-VTA-VCとなっており、4つの端子にテスターをかけて抵抗値を計測するが、テスターについているワニグチプローブや普通のニードルプローブではセンサー自体が斜め下に向いていることもあって、隣の端子に触れてしまったりして、うまく計測できないし、ましてやプローブを持ち数値を見ながらスロットルポジションセンサーを動かすなんてことはできない。
そこで、あらたにスロットルポジションセンサーにつながるハーネス側のコネクタとターミナル(端子)をトヨタ部品共販で購入して、計測用コネクタを作った。こうすると、剥いたハーネスにワニグチクリップをしっかりかけることもでき、他の端子に触れてしまうこともない。これであれば左手はスロットルポジションセンサーを動かし、右手でドライバーを持ち調整ねじを締める事も何の問題もなくできる。

調整が難しい難しいと聞かされていたこともあって、これが悪いのではないかと普段思いつつも交換するのを躊躇していたのだが、交換調整作業は非常に簡単で拍子抜けした。調整作業はてっきり0Ω(導通あり)のポイントを探すのが難しいのかと思い込んでいたが、調整ネジがゆるゆるの初期状態で0Ωの状態になっており、∞(切断)になるところを探すためにスロットルポジションセンサーを動かすというようなかたちになる。
また、スロットルポジションセンサーの調整ねじが入る所は長穴になってはいるが、スロットルポジションセンサー自体はスロットルボディの丸く凹んでいる部分にはまるようになっており、調整ねじ部の長穴にそいスロットルボディからくる軸を中心に円の動きをするので、二つの調整ねじの位置は相互比例して変化するため、スロットルポジションセンサーの位置決めは容易で、こちらを立てればあちらがたたずという事にはならないので心配ない。
あちこちみてまわり、4AGやAW11のスロットルポジションセンサー調整を参考にすると、IDL〜E2間の抵抗値は、スロットルボディのストップスクリューにシックネスゲージ0.35〜0.45mmほどで0Ω、0.6mmあたりで∞というのが目安らしい。要はスロットルがわずかでも開いたらIDL〜E2間の導通が切断され、閉まったら導通がきっちり入るようにすればよいわけだ。
正確な整備基準もわからないので、0.5mmほどで0Ω、0.55mmで∞に設定した。IDL〜E2間以外の端子での計測ではシックネスゲージは外して行うが、VTA〜E2間の抵抗値はスロットル開度に応じ変化し、閉で0.45kΩ、開で2.75kΩとなった。
Vc〜E2間の抵抗値はスロットルポジションセンサーをどう動かそうとも、取り外して部品単体で測っても示した抵抗値3.4kΩが変化することはない。ちなみにVTA〜E2間は部品単体で裏から可動部を回して測ると 0.1kΩ〜3.2kΩまで変化した。

なお、スロットルポジションセンサー交換前と後では各端子から計測できた抵抗値に開きがあったので、バッテリーマイナス端子を外し、ECUの学習を消去しておいた。
で、さてばっちり直ってるかなぁとエンジン始動してみると、いい感じで始動したが、なんかアイドリングがだんだん下がってきて480回転とかを指しはじめた。スロットル開度電圧の再学習させないといけないのかなぁと思い、近所をぐるっと回りにいくと、半周したあたりでアイドリングは690回転とばっちりになった。
なにせ正確な整備基準値もわからないままの交換調整作業なのでちょっと不安は残るが、これで様子を見ようと思う。

89452-22080:スロットルポジションセンサー(センサー スロットル)
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