ノックセンサー交換
さて、作業しようにもノックセンサーは指で触れることはできるが、上からも下からも全く見えない。スターターを外せば画像のように目視できるようになり作業性が向上する。スターターを外さないとノックセンサーが全く見えないまま手探りでの作業となるし、エクステンション等を利用しても満足にレンチをまわすスペースが取れないため、おすすめしない。ノックセンサーの取り外しには27mmサイズのソケットが必要なのだが、用意したkokenのディープではすぐそばの部品にソケットが干渉してしまい、うまくノックセンサーにはまらず使用を断念、TONEのノーマルソケットを利用した。KTCとTONEのノーマルソケットをはめ比べてみたが、TONEのほうが少しソケット部分が深いのでいくぶんおさまりがよく、押し込むようにしなければノックセンサーの端子をつぶしてしまうようなこともない。もっとも薄肉のディープであればいいかもしれないが。
なお、今回はノックセンサー側コネクタが画像のように完全に根元から壊れていたため、コネクタがつながったままセンサーよりぶっちぎってしまったからいいが、ノックセンサーがもとの形を保っていた場合は、コネクタを外すのは場所が場所だけに相当面倒なことになっていたと思う。荒っぽいが、ノックセンサーを交換することが決まっているならば、ノックセンサーの根元で端子部分を折ってしまい、ハーネスがフリーになった状態でコネクタをはずすというのも方法の一つとしてありかなと思います。
実はこの作業には一つトラブルがあった。最初はマグネットスイッチのみスターターより外して交換を試み、なんとか交換を済ませたのだが、マグネットスイッチの再装着でスターター本体側のドライバーレバーにムービングスタッドをうまくはめ込むことができないままこれでいいのかなと作業を終え、バッテリーの端子を戻したとたんスターターが回ってしまい非常に焦った。
左の画像はスターター本体側のドライバーレバーで、これにマグネットスイッチ側のムービングスタッドがひっかけるようにはまる。スターター本体側のドライバーレバーにムービングスタッドがきちんとはまっていれば、楽にボルトが入っている状態で画像のような幅で動かすことができる。
どうしてもマグネットスイッチ脱着だけで作業するならば、スターターの構造を理解していればなんてことないことだが、そうでない場合はマグネットスイッチを外した感触を良く覚えておくこと。
マグネットスイッチをスターター本体へはめ込むときにマグネットスイッチから出ているボルトがすんなりスターター側の穴に楽にハマらず、外したときよりも磁石の反発しているような感触があった場合には、スターター本体側のドライバーレバーにムービングスタッドがきちんとはまっておらずスターター始動状態になってしまっているので、こういった場合はやりなおすか、面倒くさがらずにスターター本体をエンジンから外して作業することをおすすめする。
ノックコントロールセンサー:89615-22040:8200円
※ノックセンサーは前後二つあるが共通。
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。