MAINTENANCE > 部品交換修理

ロアアームブッシュ交換


予定していたロアアームブッシュ交換を行った。作業は完了したが、見るとやるのとは大違いというのがやってみた印象。まず困ったのがロアアームのボルトが抜けないということ。ジャッキでタイヤをもちあげたり下げたりしながらアームを上下させ頃良い位置を見つけてボルトを抜いた。抜けたら抜けたで今度はロアアーム自体が取り付け部分にひっかかってブッシュ交換できるだけの位置に下がってこず、これもジャッキでタイヤをもちあげてやるとともにテンションロッドのナットを緩めてやることでロアアームを取り付け部分より十分離すことができた。
やっとブッシュ抜き取りの作業に取りかかることができたのだが、なにせ寝転がっている状態では踏ん張りがきかないので先週の練習時のようにレンチに力をかけることができずちょっと抜き取りに時間がかかった。加えてブッシュとロアアームの穴部分にゴミやらさびやらが多いので、抜き取りにかかる前にワイヤーブラシ等で少しこすってさび落しをした方が良い。ブッシュが外れたら新しいブッシュを入れる前にさらにワイヤーブラシでさび落しをすると良い。

抜き取りや圧入といったブッシュ交換作業は画像にあるバージョンアップしたガラクタツールで問題なく行うことができたが、今度は交換を終えたロアアームをメンバーの取り付け位置に戻すのに難儀した。ロアアームを外したときと同様にジャッキを使って位置合わせをするのだが、ここでもボルトを入れるのに一苦労した。ボルトが入ったら入ったで位置が中途半端だと向こう側にボルトの先端が顔を出さずに途中ではまってしまう等始末が悪い。結局、先端側から見ていけそうだと思ったところでゴムハンマーで叩いて入れてしまった。
作業後の感想だが、ロアアームに取り付けられているナックル部分をうまくこじってやればもっとスイスイできたかもしれないが、ロアアーム自体の脱着に手こずる理由の多くはテンションロッドにあると思われるので、ロアアームのブッシュ交換はテンションロッドブッシュ交換と一緒にやるのが良い。
ただ、もう一度この手順でやるかどうかは疑問だ。次にやる場合はフロントサスペンションパーツをすべてばらしてしまい、油圧プレスを使う使わないに関わらずロアアーム単体での作業をすると思う。それだけロアアーム自体の位置合わせに苦労したということです。また、練習時に気づいていた音だが、ロアアームの取り付けボルトのナットはブラケットによって固定というかハメ殺しされているのだが、ボルトを長いスピンナーハンドル等で回そうとすると、ボルトと一緒にゆっくりと供回りしてしまいボルトが外せない。ここはできればインパクトレンチを使う方にした方が良い。

48654-12010:ブッシュ ロアアーム

なお、利用したガラクタツールの内容の多くは配管コーナーですべてそろえた。ブッシュ抜き取りのソケットも配管用、圧入用の配管もブッシュのツバのサイズにぴったりのものがあった。ロアアームの潰れ対策に使用したカラーは配管をエアーソーで2分割して作った。塩ビパイプも用意していたので実験しようかと思ったが、ロアアーム自体の脱着に手間取った為塩ビパイプをカラーに使うテストは行えなかった。
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