クルマいじりしていると、一度は自分のクルマのエンジンにも使ってみたいと憧れることもあるアールズのステンメッシュホースだが、ようはただのNBR(ニトリルゴム)のホースをステンレスメッシュでくるんであるだけのものである。アールズ製品の通販で有名なキノクニのカタログ等ではナイトリールゴムと記載があるがNBR(ニトリルゴム)と同一である。要はニトロと呼ぶかナイトロと呼ぶかの違いみたいなものだ。
なんでこんな地味なテーマをとりあげたかというと、パワステホースを汎用高圧ホースで代用修理しようとした際に、問い合わせた内の数件の高圧ホース屋さんから知らされたことなのだが、一般のNBR(ニトリルゴム)のホースを自動車のパワステラインとして代用することを断るようにとメーカーから指導があるらしいのだ。理由としてはパワステオイルは一般の鉱物系作動油とは異なるからということらしいが、パワステフルードに関する情報も薄くて詳細はわからない。
もっとも純正のパワステラインに採用されるホースは一般建設機械に利用される高圧ホースに比べ耐振動、耐脈動性等の多くの点で優れたものであるらしいので、一般のNBR(ニトリルゴム)のホースを自動車のパワステラインとして代用しても問題ないよとは言えないわけなのでメーカーや販売会社としては、そう答えるのはもっともなことだと思う。
さて、じゃNBR(ニトリルゴム)のホースってだめなのかというと、一概には言えないがアクリロニトリルの含有量で向き不向きって言うのがあるようだ。NBR(ニトリルゴム)はブタジエンとアクリロニトリルからできていて、含まれるアクルロニトリルの量により特性が決まる。おおまかにいうとアクリロニトリル量が多い程に耐油性は高くなるが、それに反比例して柔軟性は低くなるということだそうだ。
そう考えると、外身はかっこいいアールズのステンメッシュホースだが、中身はただのNBR(ニトリルゴム)なので、使われているNBR(ニトリルゴム)のレベルによっては、なんだアールズのホースってだめじゃんみたいな結論になるかもしれない。

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