TUNING > サスペンション

リアスプリング:CRAFTZ特注


リアサスペンションはセミトレーリングアームという制約があるため、スプリングとショックアブソーバーが別につくという形状はスタンダードのまま。
リアスプリングは昨年末に現在のリアスプリングはCRAFTZ(クラフト)さんに特注したもので、レートは10k、自由長は269mm、線径16.5mm、外径144mm、総巻き数5.05で、スプリングの応力はCRAFTZ(クラフト)さんによると中応力から低応力よりの設計とのことで、自由長についてはこれまで使っていたTBSの7kスプリングと車高変化が起きないようにとリクエストを出して制作した。色も赤,青、黒と選べるが、何となく赤にしてみました。
リア車高については色々調べた数値をもとにCRAFTZ(クラフト)さんにサイズ検討していただいただけのことはあり、サイズばっちりで車高の変化はなし。
で、ちょろっと町周りを周回し、ちょいと空いたストレートをぐぃっと踏んだだけだったのだが、なんかいいのだ、これが。トラクションのかかりが段違いにいい。制作価格は送料税込で2万2千円、この価格で思い通りの設定のスプリングが制作できるのだから、作らない手はないだろう。
このようにスプリングの特注は思いのほか安価で行う事が出来、TBSやEBNからりリースされている既製品の価格とさして変わりがないのが嬉しい。「5〜8cmダウンします」などというあやふやなフレーズをたよりにするのではなく、実車のストロークを実測した上で、思い思いのスプリングを特注してみてはどうだろうかと思う。

高応力
線径をやや細めにし巻数をやや少なめにするため、重量を軽く出来、バネの動く定常範囲の中で巻数が少ないのでバネ材の動く量が多く反発力の強いフィーリングになる。
バネ材の負担が多いのでへたる可能性が高い。

低応力
線径をやや太めにし巻数をやや多めにする為、重量がやや重めになるが、バネの動く定常範囲に戻る量が少ないのでスムーズな動きになる、同じレートでもソフトなフィーリング?トラクションがかかりやすくなる。
長期間の使用でもへたりが少なく安定した性能を持続できる。


CRAFTZ(クラフト)さんから頂いたメッセージ
スプリングを設計する場合、対象となる車の使用される状況が、サーキットなのかダートなのかストリートなのか又は軽量車、重量車、他もろもろ、ユーザー様のリクエストにお答えするべく個々に設計するのですが、バネレートを指定されてもバネの性格を作るのに応力の選択も大事な要素なのです。
同じバネレートでも高応力(線径細め 巻数少なめ) 低応力(線径太め 巻数多め)等を使い分ける事により、より使用される方のご希望にお答え出来るスプリングを作り分けています。
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。