ブレーキのウォーターフェード現象
これはウォーターフェード現象といい、ローターとパッドの間に水の膜ができてブレーキが全く効かなくなる現象です。
雨で濡れてパッドが冷えるからとかいう情報がネットに転がってますが違います。
こんな恐い思いをして以来、私は前後のブレーキのバックプレートはステンレスの板を丸く加工して装着しています。
純正のサイズをこえる大径のローターを利用する場合、純正のバックプレートではサイズが合わなくなり装着できなくなってしまうが、かならず加工する等して残すことを強くお勧めします。
カッコ優先で気軽に撤去してしまうと雨天での走行時ローターとパッドの間に水の膜ができてブレーキが全く効かなくなるウォーターフェード現象が発生してしまい非常に恐い思いをすることになります。
ブレーキパッドのセイケンのFAQ
私がブレーキの改造をやったころには、ブレンボキャリパーの装着例等も少なかったこともあり、ウォーターフェード現象に関してネットで情報をさがしてもクルマ関係ではほとんどみかけなかったのですが、比較的大型キャリパーの装着が簡単になってきた最近になって、ぐっとウォーターフェード現象にかんする記事が見つかるようになってきました。
ホイール形状やボディ下回りの形状など空力などのことも関係するとは思いますが、ローターのスリットが裏からも見えてかっこいいとか、冷却性があがりそうだという理由でバックプレートをはずすのは危険です。絶対にバックプレートは装着しましょう、できればローター側面迄しっかりかぶる純正形状に近いものが望ましいです。ローター側面迄かぶる純正形状であれば、ロータートバックプレートの間に異物が挟まるということも防ぐことができます。
せっかく安全のためにとブレーキチューンして、雨の日にきかずに事故を起こしたのではシャレになりません。
なお、スリットローターよりもドリルドローター(穴あきローター)の方が水が抜けやすいと思います。比較装着したこともないので個人的な見解になりますが、ウォーターフェード現象が起こりやすい単車のローターはたいていドリルドローター(穴あきローター)になっているのも、そう思う理由です。
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