REPORT > ツールの考察

エンジン洗浄:REVOwinとECReMAX


エンジン洗浄のREVOWinとECReMAXは同じもの。広告手法的には派手め、地味めというわかりやすい違いや、イメージ的に若手スタッフと熟練スタッフといった違いはあるが、要はどちらも同じ洗浄機械をつかって、オリジナルブランド名をつけて営業しているようだ。
栃木県でECReMAXの名称でエンジン洗浄を行っている小野口自動車修理工場というところがあり、随分と様々な施行例があるようだ。エンジン洗浄施行後に進化剤を添加するというのも同じである。ちなみに進化剤はここではFZ01という名称でよばれている。
小野口自動車修理工場のサイトでは洗浄中のビデオムービーなどもみることができる。

小野口自動車修理工場のウェブサイト

ドレンボルトを外してもオイルが足れるどころか、エンジンを始動させるのも恐ろしいほどのスラッジまみれのエンジンがピカピカになってしまったり、ひどい音をしていたエンジンがきれいな音で廻るようになったりと。

しかしながら、こういったオーバーホール的な需要よりもエンジンの回りの良さ等フィーリングアップを求めエンジン洗浄を行う方が以前の私を含めて多いが、クランクケース内圧がエンジン回転に与える影響を知り、その改善の為にクランクケース内圧コントロールバルブを装着して以来、エンジン洗浄にそれを求めるのは間違いであったと気づいた。
もともとオイルメンテナンスやエンジンの回し方に不足のなかったエンジンが、エンジン洗浄施行後にエンジンの回りの良さ等を最大限に得られたのは、一時的にブローバイの経路が現状において最高に通通になった施行直後のほんの短期間だけであり、それに加えて好フィーリングをもたらしていたのは実は真新しい低粘度の高級オイルと添加剤だったということ。
多走行車や、オイルメンテナンスが悪かったエンジンや、ろくすっぽ回すことのなくスラッジを溜めるだけ溜めてしまうのんびり走る車オーナーであれば、エンジン洗浄のオーバーホール効果により良好な結果が得られる。
しかし、普段そういった悪い状態にエンジンをおくことのないオーナーはエンジン洗浄に対して、それなりのオーバーホール効果は期待してよいが、エンジンのフィーリングアップといったところでは過剰な期待をしない方がよい、と考える。
また、一度目の車検も済ませていないようなピカピカの新車にエンジン洗浄を行って、その結果に「これはすごい」とコメントを書いている人を見かけるが、それはこれまでエンジンを回していないか、オイルメンテナンスが悪いか、エンジン洗浄後に入れたオイルの粘度が普段使っていたオイルよりも低いからだと思います。
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