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オルタネーター故障


走行15万キロほどに発生したが、これの徴候はなく、その症状は結構突然やってくる。そうなると当然バッテリーの電力残量だけが頼り。まず、なんだか暗いという認識から始まる、ヘッドライトが暗くなるのが一番分かりやすい症状だが、東京の幹線道路や看板などで明るい街なかでは、それに気付くまで時間がかかる。で、気付いた時には、もうかなりやばい。ヘッドライトがほとんどついていないのに気付いた時にはもう次の症状がはじまる。おそらくチェックランプも点灯し始める。そしてメーター回りの照明が暗くなるのだ。デジタルメーターの場合、数字が非常に薄くなる。ウィンカーもついているのかいないのか判断できなくなる。ここまでわずか数十分だ。やがてメーター回りはおろか車内のエアコンパネルなどの照明も消灯してしまう。またそれにあわせるようにエンジンもふけなくなってくる。チェックランプ類はけっこうギリギリまで点灯し続けるが、やがて車内の照明類がまったくなくなる。ブラックアウトされてしまうとなぜだかことのほか不安になる。パニクルという事はないだろうが、クルマの外は明るくとも、手元まわりが真っ暗では非常に運転しづらいのだ。



ある日の夜、東京世田谷区でこの症状となり、もうやばいというところでガソリンスタンドに駆け込み、新品バッテリーを購入。
自宅まではここから大体55kmだが、たとえ新品バッテリーといえどもオルタネータなしでは、長くは持たず、当然ながらヘッドライトはバッテリー食うので他車任せ、普段は第三京浜などの自動車専用道路を使うが、危なっかしいので一般道の246を使った。でも大体十数キロ走ると先述の症状がでてしまう。そこで途中途中のガソリンスタンドでバッテリー充電を2回行い、なんとか戻ってきたという感じであった。
すでに10万キロ走行くらいはしてる場合は、ぜひともオルタネーターブラシは常備しておくとよい。
オルタネーターの場所にもよるが、オルタネーターブラシの交換は非常に簡単。修理ネタの情報が旧いオートメカニックなどの雑誌では、ハンダ付けが必要等と面倒な事が書かれている事が多いが、ほとんどの場合、ブラシの交換はネジでとまっているものをそっくり交換するだけなので簡単である。当然、アタリ調整等もいらない。
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