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油圧駆動クーリングファンの高圧ホースの修理


電子制御油圧駆動クーリングファン、正式に言うとこう書くらしい。で、このハイドロリックベーンポンプとファンのところをつなぐ高圧ホースが痛んできてカシメ部分からフルードを漏らし始めたのでこれを交換する。
このホースもつくりはパワステホースと同じなのでこのあいだ行ったように汎用の高圧ホースとジョイントで修理する。このハイドロリックプレッシャーホースは純正部品だと5千円ほどするが、この修理方法なら半額以下で修理可能である。
さて作業に入る。この漏れたホースを外す前にタンクから吸い上げられるだけのフルードは吸っておいた。ハイドロリックベーンポンプに繋がるバンジョーを外すときに残っていたフルードが少々こぼれたが、ファンのところにつながるバンジョーははずしてもフルードがこぼれてくることはなかった。
ただ、フルードを抜いておいたからこぼれなかったのか、うまいことやればフルードを抜かずに作業しても大丈夫だったのかはわからない。

作業手順はパワステホースのときと全く同じ。
元のホースをカシメのところで切断し、フラップホイールで塗装をはいでおく。ジョイントのネジ部分切断してとっぱらい10mm径のドリルで穴を彫り込む。最初にホースから切断しておいたバンジョー部分をジョイントに差し込みロウ付けして出来上がり、という流れである。ロウ付けのポイントはとにかく火力。バーナーの音がちょっと静かだなと感じたらもうそのボンベはおしまいと思った方がいい。ボンベの残量が少なくともそれなりに火は出るのだがやはり火力が弱く温度が低い。

今回すべての切断にはいわゆる鉄のこ、ハンドソーを使った。エアーソーは1、2度使うとすぐにゴミ詰まりで使えなくなってしまうのだ。またドリルはバンジョーの外径と同じ10mm径のドリルを使ったが、前回つかった10.5mmより具合がいい。がたつくわけでもなく、きっちりすぎることもない。

バンジョーのガスケットはステアリングラックのバンジョーに使われていたものと同じような2枚がつながっている銅のガスケット。ちなみに199311以降はファンに繋がるバンジョーに使うガスケットだけサイズは同じだが材質がアルミ(?)に変更になっていて10円安い。ついでにいえば、このガスケットはステアリングラックに使われているバンジョーにはまるガスケットと同じもの。品番も同一。ということはこのバンジョーも曲りが違うだけだ。

44327-12010:プレッシャーホースガスケット(銅製)
44327-30030:プレッシャーホースガスケット(アルミ製)

ハイドロリックベーンポンプに繋がるバンジョーを外す際に邪魔だと思ってタンクからつながるフルードのサクションホースを取り外そうとしたのだが、あろうことか引っ張ったらホース途中でご覧のようにちぎれた。おかげで今日中に仕上がる予定が来週に持ち越しである。
しかしこのホース、かなりカチカチに硬くなっており、ガレージの床にぶつけるとゴムを超えた硬質な音がするほどだ。これはリターンのホースもやばそうだと外してみたがこちらもかなり硬化が進んでいたのでこちらも交換しておこう。

今回の修理に使った高圧ホース部品はKMTさんで全て揃えました。以下のようになります。
高圧ホース:名称 9(内径 9.5mm) ねじサイズ 3/8 ホースシリーズ IB140×210:350mm
ジョイント:12-0606:2コ

KMT:高圧ホース( IB140X210 内径9.5 )
KMT:NO.4用アダプター:12-0606
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