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スプリングスペーサーによるリアの車高差の補正


ジャッキアップすると、リアサスペンションメンバーの高さが左右で10mm超ほど差があったので、スプリングスペーサーやインシュレーターを入れたり外したりして色々試行錯誤して対策した。結局、低くなっていた左側は純正アッパーインシュレータとスプリングスペーサーを組み合わせ、高くなっていた右側は純正アッパーインシュレーターを取り去り、余っていた左側用の純正ロアインシュレーターを代わりにアッパーに入れることでリアの車高の左右差をほぼ消すことができた。左右の純正ロアインシュレーターはそのまま利用した。
色々やってみてわかったがリアの車高差を解消するには、高くなっている側に合わせようとして低い側にスペーサーを入れると、元々高かった側が前にも増して高くなってしまうので、まず高い側を低くするようにしてやり、その分だけ低かった方に加えてあげればよいようだ。
もっとも、こういった変化は元々のボディ剛性が大きく影響するので、車両の個体差により異なるものと思われる。片側だけの車高調整で、反対側の車高が何の影響も受けないで変化するということであれば、それだけボディがよれているということではないだろうか。

前回調整値(L:15mmスペーサーのみ / R:純正ロアインシュレータ)
リア:フェンダー〜ホイールリム下端:L:570mm / R:575mm

調整後(L:15mmスペーサー+純正アッパー / R:純正ロアインシュレータ)
リア:フェンダー〜ホイールリム下端:L:580mm / R:580mm

フロントは低くなっている側の車高調整ストラットのロアシートの調整で反対側の調整値にあまり影響されずに片側だけ高くしたり低くしたりできることから、現在の私のクルマはリアはカッチリしているが、フロントは柔らかいようである。
フロント:フェンダー〜ホイールリム下端:L:590mm / R:590mm

なお、純正のアッパーインシュレーターを使わずにリアスプリングスペーサーを単体で組むケースも試したが、まずギグッ、グキュッと嫌な音が随分出るのが気になった。
リアシートがないのも影響あるだろうが、聞いてて気持ちのいい音ではない。EBNよりナイロン製のリアスプリングスペーサーも販売されてはいるが、希望調整値の関係でリアスプリングスペーサーを単体で使う場合には純正のロアインシュレーターをアッパーに使ってあげれば音は消せるようだ。
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