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ECUの基盤チェックで電解コンデンサー損傷発見


純正ECUに交換後、冷間始動時や通常走行時に突然起こるアイドリング異常はみられなくなった。これはほんとにECU故障だったようだと故障したと思われるガレージ八幡のチューンドECUを開けて内部をよく観察してみたのだが、虫眼鏡片手に見つけたのがこれ。
左の全景画像の白い枠のところを接写したのが右の画像で、茶色の円形の部品が大小あって、そのうちの小さい方の足下がなんか汚くなっている。電子工作には詳しくないのだが、これがいわゆるコンデンサーの液漏れというものなのだろうかと、反対側から見たり触ったりしていたら、この部品ががくっと傾いた。

あれ、折っちゃったかと思ったが、怖いもの知らずなりに、他の部品もちょんちょんと触ってみたが、他のはしっかり基盤についており、やはり元々足の部分がとれてしまっていたらしい。
で、このコンデンサーだが「H9230 105℃ 100uF 10V」と記載があるように見える。気になるのは10Vというところで、12Vのバッテリーで動くクルマに10Vなの?という点である。つまり、正確な記載の読み方がわからないが、ちょっと過電流が流れればあっさりこのコンデンサーはいかれてしまう素質があるとか?

素人目にわかるECUの基盤の異常箇所はこれだけだと思うのだが、これだけならひょっとしたらはじめてのECU基盤修理と銘打って直せちゃったりするのだろうか?。悩む。ラジオのキットを作るのとはまたわけが違うだろうしなぁと思いつつネットを徘徊したところ、ホンダのビートのECUのコンデンサー交換修理はほぼビートオーナーであれば誰もがやっているというほどECUのコンデンサー交換の例が多く見られる。

JZA70用ECU(品番89661-14480))に使われている電解コンデンサーは以下の5つで、外径の違いはあるが、高さはどれも12mmほど。ちょっと電解コンデンサーについて調べたところ、H9230というのはニチコンというメーカー製の電解コンデンサーに記載される製造年月日、105℃というのは耐熱温度、10Vとか35Vというのは耐電圧で交換する場合より大きいもので構わないが、100uFとか220uFというのは電解コンデンサーが電気を蓄えられる容量であり、この電荷容量により電気のカットを行う仕組みに利用されることもあるそうなので、この電荷容量については同じものが良さそうである。

H9230 105℃ 100uF 10V

H9232 105℃ 220uF 10V

H9232 105℃ 33uF 35V

H9234 105℃ 15uF 35V

H9231 105℃ 47uF 63V 

とかなんとか書きつつ部品をオーダーしてしまった。金曜の夜は電子工作オタクになるのだ。
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