キャニスターと始動時燃圧と高いアイドリング


Created : 2006-08-30 13:56:32 | Modified : 2026-09-20 14:05:28 | Page ID : 1319
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ガソリンは特に外気温が高い時、ガソリンタンク内でガソリンが気化した燃料蒸発ガス(バージガス)として膨張しようとしています。
蒸発ガスはパージライン(蒸発ガスのパイプ)を通りチャコールキャニスター(活性炭やフィルターの入った装置)を介してエンジンのインテークマニホールド(吸気管)に導かれ通常の噴射されたガソリンと共に燃焼されます。制御 (コントロール)された必要外のパージガスは再びガソリンタンクへと戻るのですが夏場の炎天下などはタンク内部も圧力が上昇し、パージガスが戻る事はありません。
解かりやすく言うと、戻らないパージガスはキャニスターの活性炭を通って大気に開放されます。タンクの燃料が満タン時の時よりも、1/2 や1/3 の時のほうが蒸発ガス(パージガス)が発生しやすくチャコールキャニスターを悪化させることになります。
悪化するとガソリンが活性炭に吸着しすぎガソリン臭も大気に放出させ、フィルターも役目を果たさなくなり最終的にガソリンだまりの装置と化すのです。
エンジンが停止している時 炎天下の駐車は最悪の条件で、行き先の無くなったパージガスはキャニスターに溜まって行きます。
ガソリン臭がする事を経験している方もいらっしゃると思いますが、これはキャニスターの活性炭の劣化による物で交換の目安にもなるでしょう。
エンジンを始動しなくても夏場は特に冬場と違い大量に発生します。
夏場はパージガスが増えないようにガソリン満タンが良いようです。
話はちょっと替わりますがキャニスターが原因で走行中パワーダウンしたりエンストに至った件が数件あります。
これもキャニスターの内部の劣化で、ある時 テストのために 新品との違いを測定してみると200gほど重かったのです。その車のキャニスターの測定基準値は新品の重さより180gまでとなっていました。約コップ1杯分のガソリンが活性炭やフィルターに吸着していたのです。 図にあるようにコントロールバルブがある条件で開いた時、急激にキャニスターのパージガスではなく、ガソリンがインテーク(吸入管)へ流れ込み不必要に混合気を濃く(リッチ)していたのです。 これこそがエンストの原因でした。この車はキャニスターを新品にして完治しました。

参考にした資料