リアサスペンションのレバー比を算出する(計測編)


Created : 2006-12-17 16:40:13 | Modified : 2026-09-16 16:31:51 | Page ID : 1407
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セミトレーリングアーム式サスペンションのレバー比を図面からはじき出そうと思ったのだが、ストラットやダブルウィッシュボーンと違ってどことどこを測れば良いのかわからないのと、面倒くさいので実測することにした。
ほぼ完全な1G状態を保ちながら実測しないと意味がないので、ジャッキアップ後にスロープスタンドに乗せるのではなく、リアから自走でスロープスタンドにのりあげ1G状態を保ったまま車体下に潜った。この状態で、リアスプリングとリアショックアブソーバーのそれぞれの1G時の長さとフェンダーからアルミホイールのリム間の1G時の長さを実測した。この1G時の各数値とジャッキアップした際の数値を照らし合わせれば各所の1Gダウン量がわかるというすんぽうである。
で、なんでこんなことをやっているかというと、リアスプリングの特注を考えているから。というのも、現在の車高を維持しながらレートを変更するには、特注するしか方法がないからだ。ちょうど良いスプリングがあれば良いのだが、実測値もわからずに、TBSやEBNのいう「何センチダウンします」なんていう台詞を鵜呑みにしてもしょうがない。それとEBNのメール環境は死んでるようでメインアドレス宛はリターンされるし他のアドレスに何を聞いても無反応、おまけにTBSの7kgスプリングは本当に7kgなのか疑惑も発覚した。
もっとも、各数値が測定できたとしても現在の正確な車重がわからないことには、ばっちりのスプリングを作るのには物足りないので、後日以前より興味のあったコーナーウェイトの測定も行ってみる予定である。
リアスプリングはロア及びアッパー共に純正インシュレーターを使っているが、この分を含んで測るとL:230mm/R:235mm、インシュレーターの厚みがあるので、上下のこの分をマイナスする必要があるが、とりあえず無視しておく。また、全長の実測とあわせて、スプリングの途中に2カ所ホワイトマーカーでラインをつけ、この間隔を実測したところ1G時にはL:46mm/R:48mmだったのが、ジャッキアップ時にはL:56mm/R:58mmになった。
リアのショックアブソーバーはダストカバー(?)がかぶっている位置にホワイトマーカーでラインをつけておき、通常通りフロアジャッキでジャッキアップしたときのダストカバーの位置から計測すればショックアブソーバーの1G時のダウン量がはじき出されるが、この数値はL:67mm/R:62mmとなった。
ホイールの下部とフェンダー間をポイントにさらに計測するが、こちらは1G時にL:570mm/R:580mm、ジャッキアップ時にL:640m/R:645mmということでL:70mm/R:65mmとなった。

スプリング(1G):L:230~235mm/R:230~235mm ※メジャー計測でちょっと怪しい。
スプリング(UP):L:282mm/R:279mm(公称値)
差:L:52mm/R:49mm

スプリング線間(1G):L:46mm/R:48mm
スプリング線間(UP):L:56mm/R:58mm
差:L:10mm/R:10mm

ショックアブソーバー(UP - - 1G):L:67mm/R:62mm

ホイール/フェンダー(1G):L:570mm/R:580mm
ホイール/フェンダー(UP):L:640m/R:645mm
差:L:70mm/R:65mm

なお、左右の車高差があるのは以前より確認しているので、各数値にも左右差があるが、メジャーとノギスを使い無理な体制で計測したにしては、各ポイントでのストローク量において結構それっぽい数値が出てくれたので安心した。後日この計測値をもとにレバー比を計算するが、とりあえずはリアスプリングの特注に必要なデータはあらかたそろったかな。

こちらのページにサスペンションに関するオススメ本をまとめてみました。ぜひ読んでみて下さい。