カートリッジアッパー側にスペーサーを使うようにすれば、SW20:TRD:48531-SW282(5調)と同等の157mmのストロークとすることもできる。セット例の各[ ]内数値はこの場合の計算例、残りストロークは10mm減少し、ダウン量は10mm増加となる。
●AW11:NSC4074(SSP4074):529-362=167-10=157 / 10kgメイン/200mm / ヘルパー併用
AW11用のNSC4074(SSP4074)を使った場合、10kgスプリングを使った場合、バネ上荷重320kgのとき1Gダウン量は32mm、1G時のショックアブソーバーの残りストロークは125mm。カートリッジアッパー側にスペーサーを使うようにし、ここではショックアブソーバーのボディサイズを360mmとし、遊びなしで組んだ場合のセット長は485mmとなり、「5cmダウン時のセット長470mm」を基準に差を求めると3.5cm(35mm)ダウンとなる。
で、車高ダウン量が物足りないので、ここでは5cmダウンを狙うこととする。
1G時に5cmダウンとなる470mmのセット長を狙うためにスプリングのセット位置を15mm下げてやれば良いのだが、下げた分だけスプリングが遊ぶのでここでもヘルパーを使った組み方をする。 ★★Swiftの3kg:メイン10kg
Swiftの3kg(密着長24mm/密着荷重120kg)のヘルパーを組むとして、320kg-120kgで一輪あたりの荷重が200kgとなり、10kgのメインスプリングは1Gで20mmしか縮まない。
ショックアブソーバーの最大長(Lmax)は360+157=517mmなので、この517mmから5cmダウンとなるセット長470mmを引いた47mmがヘルパー装着時のトータル1Gダウン量となる。
で、必要なヘルパースプリングのストロークを算出してやらなくてはいけない。
●200mmスプリング+ヘルパーの場合:
1Gがかかると、ヘルパースプリングは24mm厚に密着し、200mmのメインスプリングは180mmに縮むので、メインスプリングの全長+ヘルパーの全長-トータル1Gダウン量(200+Y-47)=IG時のメインスプリングの全長+ヘルパーの密着長(180+24)という式がでる。
200+Y-47=180+24
153+Y=204
Y=204-153
Y=51
Yを求めると51mmとなり、ヘルパースプリングに必要なストロークは51mmと算出される。
また、このセットを行う為には、ヘルパーとメインの長さの合計251mmが必要になるので、251-157=94mmのロアシート稼働域を持つ車高調整サスペンションでないといけないというのがわかる。
ショックのバンプストローク(157-47=110)-スプリングのバンプストローク[(61-24)+(100-24)=37+76=113]
●180mmスプリング+ヘルパーの場合:
1Gがかかると、ヘルパースプリングは24mm厚に密着し、180mmのメインスプリングは160mmに縮むので、メインスプリングの全長+ヘルパーの全長-トータル1Gダウン量(180+Y-47)=IG時のメインスプリングの全長+ヘルパーの密着長(160+24)という式がでる。
180+Y-47=160+24
133+Y=184
Y=184-133
Y=51
Yを求めると41mmとなり、ヘルパースプリングに必要なストロークは51mmと算出される。
また、このセットを行う為には、ヘルパーとメインの長さの合計231mmが必要になるので、231-157=74mmのロアシート稼働域を持つ車高調整サスペンションでないといけないというのがわかる。
ショックのバンプストローク(157-47=110)-スプリングのバンプストローク[(61-24)+(86-24)=37+62=99]
★★Swiftの0.8kg:メイン12kg
Swiftの0.8kg(密着長24mm/密着荷重43kg)のヘルパーを組むとして、320kg-43kgで一輪あたりの荷重が277kgとなり、12kgのメインスプリングは1Gで23mmしか縮まない。
ショックアブソーバーの最大長(Lmax)は360+157=517mmなので、この517mmから5cmダウンとなるセット長470mmを引いた47mmがヘルパー装着時のトータル1Gダウン量となる。
で、必要なヘルパースプリングのストロークを算出してやらなくてはいけない。
●200mmスプリング+ヘルパーの場合:
1Gがかかると、ヘルパースプリングは24mm厚に密着し、200mmのメインスプリングは177mmに縮むので、メインスプリングの全長+ヘルパーの全長-トータル1Gダウン量(200+Y-47)=IG時のメインスプリングの全長+ヘルパーの密着長(177+24)という式がでる。
200+Y-47=177+24
153+Y=194
Y=194-153
Y=41
Yを求めると41mmとなり、ヘルパースプリングに必要なストロークは41mmと算出される。
また、このセットを行う為には、ヘルパーとメインの長さの合計241mmが必要になるので、241-157=84mmのロアシート稼働域を持つ車高調整サスペンションでないといけないというのがわかる。
ショックのバンプストローク(157-47=110)-スプリングのバンプストローク[(58-24)+(100-24)=34+76=110]
●180mmスプリング+ヘルパーの場合:
1Gがかかると、ヘルパースプリングは24mm厚に密着し、180mmのメインスプリングは157mmに縮むので、メインスプリングの全長+ヘルパーの全長-トータル1Gダウン量(180+Y-47)=IG時のメインスプリングの全長+ヘルパーの密着長(157+24)という式がでる。
180+Y-47=157+24
133+Y=181
Y=181-133
Y=48
Yを求めると48mmとなり、ヘルパースプリングに必要なストロークは48mmと算出される。
また、このセットを行う為には、ヘルパーとメインの長さの合計228mmが必要になるので、228-157=71mmのロアシート稼働域を持つ車高調整サスペンションでないといけないというのがわかる。
ショックのバンプストローク(157-47=110)-スプリングのバンプストローク[(58-24)+(86-24)=34+62=97]
いずれにせよ、200mmスプリングであればOK、180mmスプリングではスプリングのバンプストロークが足らないということになる。