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クランクケース内圧コントロールバルブの利用報告


結論からいうと、このクランクケース内圧コントロールバルブを私は諸手を上げて大推薦します!。
クランクケース内圧コントロールバルブの構造、適用、装着作業等については関連するコンテンツを参照してください。

クランクケース内圧コントロールバルブを装着した翌日、仕事のため自宅をでて厚木から東名高速に入り、首都高速3号線、青山通り、外苑東通りを経て新宿へ、復路は同様に下道を通り、第三京浜、横浜新道、藤沢を抜けて、最近片側2車線となった134号線でといったルートを使った。エンジンオイルは未交換、最後に交換したのは昨年9月で、その後1、2度の補充を少量行っているといった状況。
あえて装着した当日にチェックにいかなかったのは、「いかにもパーツチェック」という形になってしまうのを避けるため、足も作業疲れを起こしているし、装着したぞという作業疲れを上回る期待感でいっぱいのままの状態でチェックしてみてもはっきりいって当てにならない。

以下、利用報告となります。

〜5速がつかえるようになった〜
最近になって気がついたのだが、5速クルーズが結構快適なのである。これまでは5速なんて最高速ぶっ飛びのときにしか入れることはなかったのだが、5速3千回転とかでもちゃんと加速するし快適なのである。

〜大気解放のオイルキャチタンクが大気解放するようになった〜
妙なコメントだと思うだろうが、クランクケース内圧コントロールバルブ装着後、これまで機能していなかった大気解放のオイルキャチタンクがしっかり大気解放するようになり、薄ら白い煙がアイドリング中、大気解放口から出てくるのが見えるようになった。

〜スロットルパーシャル状態での伸び〜
装着して数日がたちましたが、いわゆる一般道で2〜3速で軽く踏みその後、スロットルをパーシャルに戻し走行するようなときに、すっと無意識に前に引っ張られる(伸びるような)ようなエンジンの回りのよさを強く感じます、踏まなくても速いんです、快適です。

〜エンジンブレーキの減少〜
クランクケース内圧コントロールバルブを装着した単車の方が多くいわれている「エンジンブレーキの減少」だが、これははっきりとわかった。東名高速でそれに気がついたのだが、私のクルマはマニュアルミッションということもあって、常にオーバードライブONにしているAT車が車間調整のためにブレーキを踏んでしまう場面でも、アクセルを少し戻すだけでエンジンブレーキで十分減速できていたのだが、「おっとっと」という感じで前に出てしまうのだ。オーバードライブONにしているAT車と同じような感じである。父のJZX90マーク2(AT車/同形式NAエンジン)に乗ることが時々あるのだが、エンジンブレーキがあまりかからずにすーっと進んでしまう感覚はよく似ている。
元々私は一般道では普段からたいてい2速利用なのだが、それもあって交通量の多い一般道ではアクセルオフ時にはがくっと体が前にでてしまうほどにエンジンブレーキが効いて(効かせて)走行していたのであるが、私の1JZGTエンジンはエンジンブレーキがかかり過ぎなのではないかと思い、アクセルオフ時の燃料カットの機構を調べたり、アクセルワイヤーの張りやダッシュポットのヘタリをチェックしたこともあった。
にもかかわらず、クランクケース内圧コントロールバルブ装着後はエンジンブレーキの効きが随分とマイルドになった。ただ、一般道でのエンジンブレーキの減少具合は、オーバードライブONにしているAT車なみというような感じではないので、ブレーキを多用しなければいけなくなるようなことはない。

〜渋滞路がスムーズに走行できた〜
東名高速からつながる首都高速3号線は都心環状線の支線のため、かなりの頻度で渋滞し、止まりはしないがだらだらとクラッチを切ったりつないだりを繰り返さなければならないマニュアル車にとってはいやーな渋滞の仕方をするところなのだが、クランクケース内圧コントロールバルブ装着後はクラッチを切ることがとても減り、AT車のクリープ現象による走行と迄はいかないまでも、随分と楽して走行することができた。

〜各ギアのつながりがいい〜
ひところよりも随分ゆっくりと丁寧にシフトチェンジするようになったため、けっこうエンジンの回転落ちの幅が多く、各ギア各ギア「ハイ踏み直し」ってな感じだったが、エンジンブレーキの減少と同様シフトチェンジの際の回転落ちの幅が減り、各ギアのつながりが非常に良くなった。

〜エンジンが高回転迄スムーズに回る〜
一番これを感じたのはクリアのとれた復路の134号線(最近片側2車線になりいけちゃう)だったのだが、2、3、4速とまわすにつれ各ギアにおいて気持ちいい程にエンジンが高回転迄回り、STACKメーターのレブリミッターランプを点灯させた。前述したアクセルオフ時のエンジンの回転落ちの減少による各ギアのつながりがよいことも大きく影響していると思われる。

〜信号停止からのゼロ発進がスムーズになった〜
エンジンの回転の伸びなどを期待して装着したパーツだったこともあり、とくにあえてチェックした項目ではないのだが、一日を振り返ってみると「なんかスタートがスムーズだったな」と感じる。

〜アイドリング、負圧計の安定〜
アイドリングの安定と負圧計の針の安定、どっちが先かといえば、鶏の卵の話になってしまい私の知識ではうまく説明できないのだが、普段はアイドリング安定しているなと思っても、時折ピクピクッという感じで負圧計の針が振れることがあったのだが、これがぴたっと安定するようになった。また、アクセルオフ時に以前よりも大きく負圧側に振れるようだ。アクセルオフ時に負圧計をじっとみていられるほど走行状況的に余裕はないので、メーター回りの絵の普段との見え方の差異でしかないので数値は細かくは見えていない。


以上が私の利用報告です。

なによりも、エンジンオイル未交換のままの走行で、上記のような結果が得られたことがすごいことなのではないかと思います。エンジンオイルを最後に交換したのは昨年9月で、その後は1、2度少量補充しただけです。
このクランクケース内圧コントロールバルブを私は大推薦します!。エンジンの回りの良さ他フィーリングアップはREVOWinなどのエンジン洗浄などよりも体感度も効果も数倍上、エンジンブレーキの減少については、エンジン洗浄の際には私はさしてわかりませんでしたが、クランクケース内圧コントロールバルブ装着後のエンジンブレーキ減少は前述するようにはっきりとわかりました。
クランクケース内圧コントロールバルブの良さは、マニュアルミッション車の方ははっきりとわかると思います。AT車でいつもDレンジでオーバードライブがONという人には良さはわかりづらいかもしれないなぁと思いましたが、永冶さん情報によると、これ迄の装着例では、V6エンジン搭載車などではバルブの効果は絶大らしい。

クランクケース内圧コントロールバルブを開発された株式会社 ナグ・エスイーディの永冶さんより資料をいただきましたのであわせてご覧ください。

クランクケース内圧コントロールバルブの機能解説

クランクケース内圧コントロールバルブ 製造・開発・販売
株式会社 ナグ・エスイーディ

クランクケース内圧コントロールバルブ
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