テンションロッドブッシュの組み替え
純正状態では、左側は台形ブッシュを二つ使用し、運転席側はどら焼きというかハンバーガーのような形状のブッシュを二つ使うとされているはずなのだが、これでは規定トルクで締めた際に左右のブッシュのつぶれ方に差が生じストラットバーの長さに左右差が出来てしまうのではないかと考えた末の処置である。
記憶が曖昧なのだが、自分で交換する前の状態も確かに左右のブッシュが異なっていたのだが、どうにもそのように交換すると、ブッシュのつぶれ方も異なってしまうし、ステアリングに落ち着きがなくなってしまっていたので、ここで思い切って左右のブッシュの組み合わせを統一してみることにした。
作業は左右のテンションロッド(ストラットバー)の大きなナットを規定トルクで締めた後、ナットからボルトの頭がどれだけ出ているかを計測し、左右が均等になるよう締め付け具合を微調整してみた。
ブッシュの組み合わせ交換後に走行テストしてみたが、これがいい感じである。
他のクルマはどうなっているのかなぁと探してみたらGGTさんのサイトのクラウンのコンテンツにテンションロッド(ストラットバー)のブッシュの画像があったが、これもハンバーガー型のブッシュを二つ使っている。両側のテンションロッド(ストラットバー)の画像がないのでわからないのだが,どうなってるいるのか知りたいなと思ったら、どうやらこの車両は車検入庫らしく反対側の画像はみられそうにない。GGTさんに伺ったところ、どうもブッシュの場合は同形状の部品が一つの袋に入って出てくることがあるので気をつけた方が良いとのことだった。
でもなぁ、やはりパーツリストを再確認してみても、左右のブッシュで品番が異なっており、私の記録を見てもLH(左側)は台形のブッシュ、RH(右側)は溝のあるハンバーガー型となっている。で,この通りにつけると、当然ブッシュのたわみが異なるので、左右の状態が変わってきてしまうと思うのだ。
パーツリストで調べてみると、テンションロッド自体は代替を経て左右それぞれ1種類に集約されてしまっているのであるが、後期型Z10のテンションロッドブッシュについては以下のように4種ある。
8303-8512
48674-19058:クッション ストラットバー LH(単純な山型)
48674-29045:クッション ストラットバー RH(中心に溝あり型)
8512-8512
48674-12040:クッション ストラットバー LH()
48674-22060:クッション ストラットバー RH()
後日まっさらの純正状態のZ10系ソアラのフロントサスペンションメンバーが入手できたので確認してみたのだが、やはり左右で形状の異なるブッシュを組んでいた。ううむぅー、そうかぁ。純正組付け状態に一度戻してみるのもいいかなぁ。
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