パワステホースの修理:ロウ付け
利用を予定していたエアーソーがまた原因不明の故障を起こし使えず、鉄のこでえっちらおっちらジョイントのオスネジ部分を切断。純正配管を入れる為の穴をドリルで彫り込み、このようにロウ付けしてとりあえず完了。ロウ付けうまくいくかなぁと心配だった為注文を控えていた高圧ホースを後ほど注文しておこう。
純正配管を差し込む為のジョイントの穴の彫り込みには10.5mmのドリルを使ったが、どうしてもドリルのぶれがでるため純正配管の径と同じ10mmジャストか、もしくは9.5mmでもいいかもしれない。10.5mmのドリル歯であけた穴に純正配管を仮入れしてみるとちょっとがたつく、この隙間具合がロウ付けに逆に良いのかもしれないなぁとも思うがよくわからない。でもまぁ11mmとかのドリルでは絶対にガバガバになるはずなので、ドリルの作業中のぶれも考えると、ドリル径の選択は純正配管の径と同じか0.5mmプラス迄というのが良いだろう。
ちなみに使ったドリルはホームセンターで安売りしていたマキタの10mmチャックのドリル。うちのガレージではもう古株のツールだ。チャック以上にオーバーサイズのドリル歯は普通のに比べちょっと高いので、それを考えても10mm径ドリルがおすすめだ。あとドリルで穴あける時は切削油は使った方が良い。使わないとまるで火起こしのように煙がでるよ。
それにしても、今回のロウ付け作業はなかなかうまくいった。今迄ロウ付けの実験は何度か行うもことごとく失敗しロウ付けはちっと難しいかなと思っていたのだが、今回はうまくいった。
ポイントは対象物を万力で固定せずにレンガの上で行ったこと、ガレージのシャッターを下ろし無風状態でバーナーをあてたことと、ロウ付け棒をさす際にバーナーの火を大きく外さなかったことだと思う。
ジョイントに純正配管を仮入れしただけではぐらつくので万力に挟んでしまいたくなるが、そうするとバーナーをあてても熱が万力の方に流れてしまい対象物の温度が上がらないのだ。レンガの上で行えば熱が他に伝わりにくい。無風状態で行うのはバーナーの火を安定させるため、バーナーの音は結構勇ましい音だが出る火は案外風に弱く、風が当たると外炎が対象物からぶれてしまうし、何より対象物の温度が安定しない。
バーナーの火で対象物が真っ赤になりフラックスもいい感じにテカっているところでロウ棒をさすが、ここでバーナーの火を大きく外さなかったのが良かった。
今までのロウ付けテストでもロウが流れるという感じはあったのだが、ロウ付け棒をバーナーの火で溶かしてはいけないと思うあまり、バーナーの火を大きく外してロウ棒をさしていた為に対象物の温度が下がってしまい、ロウの流れが持続せず、いらついて温度の上がっていないところに無理にロウ棒をさしてしまいベビースターラーメンの盛り合わせのようになっていたのだが、今回はスルリスルリとロウが流れ、画像のようにきれいにロウ付けできた。
とりあえずはこんなもんでいいだろう。
:KMT:高圧ホース( IB140X210 内径9.5 )
:KMT:NO.4用アダプター:12-0606
※高圧ホースを掲載外の長さで希望する場合はKMTさんへ直メールkmt@e-kmt.comで対応してくれます。
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