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マフラー及びフロントパイプにエキゾーストラップ装着


マフラー及びフロントパイプにエキゾーストラップを装着した。サーモバンテージだとか、耐熱布だとか色々あるが、今回利用したセラミックエキゾーストラップはフィティングのXONESのオープニングセールで半額で購入したもので、セラミック繊維中に極細のワイヤーが織り込んである。
XONESに問い合わせたところ、このセラミックエキゾーストラップは「水には濡らさずにそのまま巻くように」とのことで、その指示に従い作業開始。繊維に柔軟性があるので確かに巻きやすく、ワイヤリングする為に途中で手を離してもびろっと巻きやテンションが戻ってしまうこともないので作業は楽に進められた。50mm幅で20m用意し、半分程重ねて巻いていったが、この長さで巻けたのはマフラー全部とフロントパイプの半分まで。もともとフロントパイプの前半分まではマフラー装着時に巻いてあったのでよかったが、次にやり直す際には25m以上は用意したい。
エキゾーストラップの固定にはワイヤーツイスターを利用しステンレス針金を巻いた。アストロプロダクツで小さい方を購入したが、安い割に十分使い物になる。0.7mmのステンレス針金であればクルクルクルと快適にワイヤリング作業ができる。試しに0.9mmでもやってみたが、0.7mmときのようには楽には行えなかった。しかし、ワイヤリングに使うワイヤーは主に0.6〜0.8mmが使われるので問題ない。

マフラーは分割なしの一本ものなのでフランジは触媒を挟んで2つだが、ボルトの緩みもあってかフランジの上下で排気漏れが見られた。タービンアウトレットエルボーとフロントパイプとの接続は純正と同じ仕様にしてあるので純正ガスケットを使うが、こちらは排気漏れは見られなかった。今にして思えば触媒と接するフランジもフロントパイプと同様にリング状のメタルガスケットが利用できるようにオーダーすれば良かったなと思う。もっとも径80のリングガスケットが用意できればの話なので、少し研究してみようと思う。今回はパーマテックスの高耐熱シリコンガスケット ウルトラカッパーのみを塗布してガスケットとしてみた。単車のユーザーさんの間ではチャンバー装着の際にはウルトラカッパーのみで利用している例が多く、単車のパーツショップではマフラー付属のガスケットを利用せずにウルトラカッパーの使用を推奨してるところが多くあった。ただ、このウルトラカッパーは、非常に固いというかチューブから出にくいので使いにくい。握力は結構ある方だが両手で絞ってやっと出るといった感じに加え、チューブが昔の固いやつなので握り込む程に後ろから破裂しそうな感じで非常に使いにくくこわい。


あと、作業中は気にならなかったが、やはり目に見えない程の細かな繊維が腕や顔に付着し、水で流してもガムテープをつかってもとりきれない。シャワーを浴びた後でもまだ腕が何か繊維に触れるとチクッとする。エキゾーストラップ装着の際は長袖はやはり必須である。なお、マフラーの後半部の溶接2カ所において極小さなスがあるのかマッチ棒の頭程の小さな排気漏れが見られたので、ここもウルトラカッパーを使った。ほんとはロウ付けの実験をしようと思ったが暑くてやめた。

後日エキゾーストラップを装着して初めての焼き入れを行いにエンジン始動後10分程の市内を走行したが、ここまでは焼ける匂いはすれども煙は確認できない。たいして煙でないなぁと思いつつそのまま西湘バイパスに入り走行。走行中も煙はミラーでは目につかず、なんだか後ろの車が車間距離あけるなぁと思った程度だったのだが、橘料金所で停車した際にもうもうと白煙があがり車を包んだ。タイヤをロックさせてしまったときにでる白煙なんか目じゃなく、まるで焼却炉の煙突が壊れたかというほどの白煙であった。風があったせいもあって前の車にかぶるほどに白煙があがる。これはさすがに町中は走行できないなと考え、終点の箱根迄走行、国道一号線へ入る信号停止では白煙は治まっていた。匂いはよく言う甘い匂いではなく、ちと苦みばしった男臭い匂いであった。

パーマテックスの高耐熱シリコンガスケット ウルトラカッパー

エキゾーストラップ

ワイヤーツイスター
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