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ECU故障によるアイドリング異常


配線、出力電圧、センサー、ISCVなど各所の単体点検では全く問題がないにも関わらずハンチングや高アイドリングといったアイドリング異常が直らない場合は、電解コンデンサー等の基盤上の電子部品損傷によるECUの故障を疑ってみる必要がある。
しかしながら、ろくにトラブルシューティングもせずにECU交換をすすめられ、言われるがままにECU交換したが直らなかったというケースも非常に多いので、この点は注意してもらいたい。

さて、ECU基盤に取り付けされている電解コンデンサーの寿命は十年ないらしく、熱害や経年劣化などにより液漏れを起こし基盤を損傷させたり、動作が不安定になることがある。電解コンデンサーからでる足が基盤にハンダ付けされているのだが、電解コンデンサーの液漏れによる自身の腐りによって、揺れ等により接触が正常になったり悪くなったりし、配線類の断線や接触不良等と同じように、さっき迄問題なかったのに突然症状が変化したりするようだ。

1JZGTのECUで特に弱いと思われるのが、100uF 10Vの電解コンデンサーで、私がチェックした3つのECUにおいて同じコンデンサーの液漏れや損傷が見られた。上の画像でいうと茶色い円筒形のものが電解コンデンサーで、二つあるうちの径の小さい方が問題の「105℃ 100uF 10V」の電解コンデンサーである。左の画像では真ん中。
電解コンデンサーの交換はやる気があれば十分DIYが可能で、交換する電解コンデンサー等の電子部品の入手も用意であるため、パソコンのマザーボードの修理や、オーディオやエレキギターのチューニングといった場面でも電解コンデンサー交換が多く行われている。またハンダ付け専門業者というのもあり交換する電解コンデンサーを用意して依頼することもできるので、オークション等で程度の不確かな中古ECUを購入して中身もチェックせずにそのまま交換というのは避けた方がよい。
なお、損傷が電解コンデンサーにとどまらず漏れた電解液によって基盤が腐食していたりして、基盤上の配線パターンの断線が疑われる場合は、ちょっとDIYでの修理は難しいかもしれない。

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NanoWorks A-1(ナノワークス)は進化剤ZEEKのオリジナル?


とても好感触だったにもかかわらずなぜか各ショップでの取り扱いが突然無くなってしまった進化剤ZEEK。
進化剤ZEEKを大絶賛して販促をかけていたショップでさえ、メタライザーに切り替える等の処置をとり、もう進化剤は忘れてくださいというような雰囲気の中消えてしまったのだが、ここのきて、ようやく進化剤ZEEKと同等品らしきものを見つけた。
それがこのNanoWorks A-1(ナノワークス)
色は間違いなく進化剤の色である。販売店の広告にみられるアテネオリンピック自転車競技メダリストの長塚選手の自転車にも使用という宣伝文句まで同じ。
しかも、発明者の身元が早大理工総研所長の浜義昌氏と確かであり、国際特許申請も行われているといった、進化剤ZEEKにあった業者の住所もわからないというような怪しさが解消されているところがありがたい。
現在このナノワークスを扱っているところはいくつか見つかるが、こちらのガレージサンというチェロキー専門店では国産特許の出願証のようなものを見る事が出来る。

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