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Category: ツールの考察
Posted by: Z10
車両運動性能とシャシーメカニズム」という本。この本はほんとにお勧めである。いつも枕元において読んでいる。サスペンション形式毎に豊富な図解と計算式をもちいており、内容は難しいがとても理解しやすく書かれており、サスペンションをいじるのなら絶対に持っていて損はないです。
初版は1994年でもう随分と昔のようにもみえてしまいますが、扱っている内容は現在主流のサスペンションまで含まれているので、今現在読んでも全く内容に古さを感じません。10年程前に買ってあった本ですが、最近はこればっかり読んでいる。
サスペンションやブレーキについてじっくり勉強したい人にはほんとにおすすめしたい。ショックアブソーバーやスプリングの選定など、クルマをチューニングする際には参考になる内容ばかり、書いてある内容は難しいことも多いが、豊富な図面や計算式もちいてとても理解しやすくなっている。何よりありがたいのは、実際の数値のはいった計算例が併記されているので内容を目で追って行くのが楽なこと。各サスペンション形式ごとにきっちり説明がされている。同内容を扱う書籍はいくつかあるが、内容の幅広さとともにその濃さ、わかりやすさ、一番お勧めできる。この本一冊でも十分かと思いますが、これと加えて、ショックアブソーバーやスプリングの選定で役立つ計算式が載っている「サスチューニングの理論と実際:野崎博路 著」も併せて読まれても良いかと思います。

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Category: 他一般の考察
Posted by: Z10
ブレーキキャリパーの大型化やローターの大径化を行う際にセットとしてあげられるブレーキマスターシリンダーの変更だが、これまで単純に「ブレーキまわりのパーツを大型化したらブレーキマスターシリンダーの径を大きくしないと効きが悪くなる」というふうに考えていたが、そういうものではなかった。
単純にブレーキの効きを強くするのであれば、通説とは逆に「ブレーキマスターシリンダーの径を小さくし高圧化してやる」のだそうだ。ただ、ブレーキマスターシリンダーの径を小さくするとペダルストロークが大きくなってしまうので、ブレーキマスターシリンダーの径についてはペダルストロークの設定に使われるのみで、ブレーキの効きについては別の方法をとるということだった。
車両運動性能とシャシーメカニズムを読んで、太い注射器と細い注射器を思い浮かべてみれば、あーなるほどそういわれればそりゃそうだとなる。
このことから、ブレーキキャリパーの大型化やローターの大径化を行うことと、ブレーキマスターシリンダーの径の大径化というのはかならずしもセットとはならず、ブレーキの改造を行ってペダルストロークに問題が生じた場合にはじめてサイズ検討すべきものであった。つまりブレーキマスターシリンダーの径の大径化を求め過ぎると今度はペダルストロークがみじかくなってしまうということになるわけだ。幸い私のはちょうど良い。

参考にしたのは「車両運動性能とシャシーメカニズム」という本。この本はほんとにお勧めである。いつも枕元において読んでいる。サスペンション形式毎に豊富な図解と計算式をもちいており、内容は難しいがとても理解しやすく書かれており、サスペンションをいじるのなら絶対に持っていて損はないです。

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Posted by: Z10
サスペンションメンバーのクッションが生産中止になったことを受け、流用できるものはないかと探している最中なのだが、ここでセミトレーリングアーム式サスペンションとブッシュの関係について調べてみた。
セミトレーリングアーム式サスペンションの場合、前後方向、横方向であろうと、応力がかかった場合トーアウトとなってしまうので、そのトー変化を抑えるためにデフマウントメンバーのクッション、コントロールアーム部とそのブッシュについては可能な限り高剛性なものにして良いとのことだが、サスペンションメンバーのクッションに関しては硬い部分と柔らかい部分の2つの方向性を持っているものでないといけないことがわかった。要はサスペンションメンバーのリジット化はだめということである。
デフマウントメンバーのクッションについては生産中止の際にはウレタンやデルリン等のものでよいとして、コントロールアーム部のブッシュも同様にウレタンやデルリン等でも良い(?)、その先をねらうならピロボールブッシュ?、ここはトー調整に偏芯ボルトがつかわれているが、ピロボールブッシュにした場合、偏芯ボルトで調整できるのか?、できるか、頭がこんがらがってきた。
でも、サスペンションメンバーのクッションがやはり一番の問題である。流用可能なものがない場合、ウレタンやデルリン等を利用することになるだろうが、これで方向性が出るのか?、またウレタンやデルリン等にゴムブッシュと同じように「スグリ」を入れて方向性を持たすことが出来るのだろうか?、ん〜悩む、またそのうちに追記修正することにする。

参考にしたのは「車両運動性能とシャシーメカニズム」という本。この本はほんとにお勧めである。いつも枕元において読んでいる。サスペンション形式毎に豊富な図解と計算式をもちいており、内容は難しいがとても理解しやすく書かれており、サスペンションをいじるのなら絶対に持っていて損はないです。

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