| ATOM   | twitter Twitter | facebook Facebook |

配線、出力電圧、センサー、ISCVなど各所の単体点検では全く問題がないにも関わらずハンチングや高アイドリングといったアイドリング異常が直らない場合は、電解コンデンサー等の基盤上の電子部品損傷によるECUの故障を疑ってみる必要がある。
しかしながら、ろくにトラブルシューティングもせずにECU交換をすすめられ、言われるがままにECU交換したが直らなかったというケースも非常に多いので、この点は注意してもらいたい。

さて、ECU基盤に取り付けされている電解コンデンサーの寿命は十年ないらしく、熱害や経年劣化などにより液漏れを起こし基盤を損傷させたり、動作が不安定になることがある。電解コンデンサーからでる足が基盤にハンダ付けされているのだが、電解コンデンサーの液漏れによる自身の腐りによって、揺れ等により接触が正常になったり悪くなったりし、配線類の断線や接触不良等と同じように、さっき迄問題なかったのに突然症状が変化したりするようだ。

1JZGTのECUで特に弱いと思われるのが、100uF 10Vの電解コンデンサーで、私がチェックした3つのECUにおいて同じコンデンサーの液漏れや損傷が見られた。上の画像でいうと茶色い円筒形のものが電解コンデンサーで、二つあるうちの径の小さい方が問題の「105℃ 100uF 10V」の電解コンデンサーである。左の画像では真ん中。
電解コンデンサーの交換はやる気があれば十分DIYが可能で、交換する電解コンデンサー等の電子部品の入手も用意であるため、パソコンのマザーボードの修理や、オーディオやエレキギターのチューニングといった場面でも電解コンデンサー交換が多く行われている。またハンダ付け専門業者というのもあり交換する電解コンデンサーを用意して依頼することもできるので、オークション等で程度の不確かな中古ECUを購入して中身もチェックせずにそのまま交換というのは避けた方がよい。
なお、損傷が電解コンデンサーにとどまらず漏れた電解液によって基盤が腐食していたりして、基盤上の配線パターンの断線が疑われる場合は、ちょっとDIYでの修理は難しいかもしれない。

ECU故障をチェックするには当然の事、ECUを外して中身を確認する必要がある。ECUの外側の皿ビスを外しカバーを外して目に入るのはECU基盤の裏側で、こちらから見ても損傷は確認できない。基盤をみるには更に丸いねじをはずし、ECUの基盤は2つの基盤からなっているので、これを開くようにすると画像のような部品のついた基盤を確認する事が出来る。二つの基盤は片側のフラットケーブルでつながっているので開く方向には注意する事。
基盤が開けたら、あとは虫眼鏡片手に明るいところでじーっと基盤とにらめっこである。茶色い液体が漏れていないか、部品の頭をごくごく軽くつついてみたりして損傷がないか調べるのだ。なお、基盤や電子部品には透明な基盤保護のためのコーティング剤がぬられており、時々これが塗装を失敗した車のようにだまになって垂れている箇所があるので、これを液漏れと勘違いしないように。
なお目視で異常が確認できない場合、無水エタノールを綿棒に染み込ませて電解コンデンサーの足下をなぞってみるのもよい。綿棒が茶色に染まったらビンゴかもしれない。無水エタノールは薬局で購入可能です。

"ECU"に関連すると思われるアイテム



  
 
AT車は交通量の多い所を走る時はオーバードライブをオフにするべき。大半のAT車のドライバーはドライブに入れっぱなしでオーバードライブも常にオンにしてる。そもそもオーバードライブのスイッチすらわかっていない方が多い。こうなると、アクセルを抜いてもエンジンブレーキがあまりかからず、意... 続きはこちら