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リアキャリパーのプチオーバーホール


リアキャリパーはブレンボのレーシングキャリパーということでダストブーツがつかない。なのでエアヌキ作業時にはパッドも外してマメなチェックはしてきたのだが、1年9ヶ月もの期間おいただけあって右リアのキャリパーがちょっとひきずっている感じ。というわけでちょっとばかしオーバーホール。
中途半端にやらずにシールやピストン交換までやればいいのだが、なにせ交換パーツのお値段がいい、余計なものまで輸入してもしょうがないので、今回は状態チェックを主な目的とする。
作業工程は次の通りとした。キャリパーを接続している上下のボルトを緩め、下のボルトを外し、キャリパーのピストンがローターを越える位置まで持ち上げ、キャリパーをガラクタで落ちないように支える。作業はピストン一カ所づつ行うため、パッドと木片を対象外のピストンにかませ、ブレーキペダルを踏み目的のピストンを外す。ピストンが外れるときはカコン、プシューとピストンが外れる音とフルードが吹き出す音がするので見ていなくてもわかる。フルードは漏れるが、最初のプシュー以降はチロチロという感じなので、そんなに慌てなくとも問題ない。

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ホイールアライメント調整


ひさしぶりにメープルエーワンゲージなるものを持ち出してホイールアライメントの調整。しかし冬の日照は短くあっというまにナイター作業となってしまった。前日までにステアリングシャフトの挿し直しなどの作業でほぼセンターを出しておいたので、今回は作業が早く済んだ。ガレージでの作業なので、タイヤが浮く程度にジャッキアップしラックエンド六角面を回し、その状態でとりあえず数値確認、着地させて再度数値確認、左右差があれば再度上げて調整という流れで行った。
でもまぁ素人の調整なのでこんな道具を用意してつかってやっても数値は合わせてもラックエンドの固定位置が左右でちょいと違うなんてことはどうしても起こる。
というのもステアリングラックの取り付け状態を考えてみればいいだろうが、グロメットを介してブラケットで押さえつけているだけなので固定位置等あってないようなもの。ちょっとつついたくらいでずれるようなものではないが、取り付け時に気を使っても容易にずれてついてしまうので、ホントにきっちりやりたい人はラックエンドを回すより先に、そもそもステアリングラックの取り付け状態にずれがないかチェックしてみるといいんじゃないだろうか。

メープルエーワンゲージ(maple a-one gage)

キャスター角度の調整


なんだかんだと自前では一度もやったことがなかったキャスター角の調整をやってみた。
ラックに乗せた上でタイヤをジャッキアップし、テンションロッドの角度を起こしてディープソケットが楽にはまるようにしてやり、テンションロッドを留めている22のナットを外し、ロアアームに固定されている2つのナットを外した。外したテンションロッドからブッシュやカラーを外し、位置決めナットを残してこのナット面から端部までの長さを計測、94mmだった。で、このZ10型ソアラのフロントサスペンションはテンションロッドがロアアームより前につくタイプのストラット形式なので、ここが長くなるようにナットを動す、つまりテンションロッドの取付け長が短くなるようにすればキャスター角度が増す方向に変化する。固着している位置決めナットはバーナーであぶってやったら楽に固着が解けた。さて今回は以前に考えたようにカラーを入れて調整するようにしようと思って作業をはじめたのだが、近所のホームセンターで用意できたのがM16の厚さ2.6mmのワッシャだけで、あまりにざっくりおまけに数値が中途半端なので使うのをやめた。今後の調整は又何か考えるとして、今日は普通に位置決めナットの位置調整で行った。調整数値は96.6mm、ワッシャ一枚分。

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