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パワステホースのアダプタのロウ付けをやり直し


こないだロウ付けしたステアリングラックへの高圧側パワステホースの接続部分のジョイントだが、エンジンをかけたらあっさりオイル漏れ。どうもロウ付けの際にスができてしまっていたらしい。バケツに水をはって外したジョイントにエアをかけてみると細かい気泡が吹き出してくるところがあった。
バーナーをあててロウづけ箇所を溶かし分離、新しいアダアプタを加工してロウ付け作業に入ったが、ロウ付けの仕上がりがこないだもそうだったが今一、スルンとした感じというか、富士山のようにならない。案の定、エアをかけてチェックしてもスが残ってしまっている。何度かやり直したがことごとく失敗し手持ちの銀ロウがなくなってしまった。
で1週間経過、今日が再挑戦なわけだが、また1回目は失敗。これまでにもパワステホース周りのロウ付けの他に、油圧ファンのホースもロウ付けしてうまくいっているというのになぜだ?と考えたのだが、これまでと違うのがフラックス。

これまでペースト状のフラックスを使用していたが、今回は液体フラックスだ。同じ新富士バーナーの製品なのだがペースト状のフラックスと液体フラックスとでは、なんか加熱していったときの「立ち上がり」が違う感じなのだ。
ペースト状のフラックスを探しまわったが見つからず、悩んだ末コメントに頂いた焼きハメを試してみた。9.5ミリ径のドリルで穴を開けバーナーでそこそこ赤くなったところを見計らってパイプ側パーツをはめにいったが、お、はまったと思ったら変に浅いところで斜めにカッチリはまってしまい、びびって再度あぶって外してしまった。ううむ焼きハメはお互いの加工精度が高くないとだめだなと自分なりに結論を出した。
で、再度10ミリ径ドリルで加工、気合いを入れてロウ付け、なんとかうまくいきました。しっかし、ロウ付けは温度、フラックスの状態はもちろん、ロウは温度が高いほうに流れ、重力にもつられるので、バーナーをどちらからあてるか、ロウをバーナーの炎に対してどうさすか、結構ポイントがあるような。
今度ロウ付けするときはペースト状のフラックスを探そうか、それとも液体フラックスでがんばってみるか、悩むなぁ。
あれっと思ったら粉末銀ロウとかいうのがでてた。ロウづけしたいところにつけてバーナーであぶって出来上がりって感じか、なんかこれ簡単そう。

銀ロウ用フラックス RZ-200

粉末銀ロウ RZ-150
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